カメラが周辺環境確認、追突や歩行者接近などを警告

海外の先進機器販売などを手掛けるジャパン・トゥエンティワン(J21、愛知県豊橋市)は3月17日、販売総代理店を務めているイスラエルのモービルアイ製造の衝突防止補助システム「Mobileye(モービルアイ)570」に関し、山九子会社の輸送会社サンキュウトランスポート6社が運用している全車両584台に導入することを決めたと発表した。

安全運転の確立と予想品質向上が狙いで、今年3月末までに搭載が完了する予定。今後は山九や他のグループ会社での活用も検討している。

モービルアイは車両のフロントガラスに後付け可能なシステムで、カメラが周辺状況を監視し、追突や前の車両との接近、歩行者の接近など5種類の警報を発して事故を未然に防ぐ仕組み。J21の調査では、装着後に追突事故の件数が8割強減るなどの効果を確認したという。

デジタルタコグラフやカメラと連携させれば、警報を発した数や車両の経路などの情報を基に、ドライバーごとの運転の特性をつかみ改善を指導することが可能になる。

J21は2011年にモービルアイの販売を開始、運輸・運送事業者らを中心に7万台以上を出荷してきた。

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