授業「国際協力論入門」
国際協力論入門、アジアの都市インフラ、Global Environment and Resources Management。これらの科目はいずれもSDGsに直結したテーマを扱っています。それぞれの授業でSDGsの全体像を示したうえで、各々のトピックがどのようにSDGsにつながっているのか関連付けながら授業を行っています。
「国際協力論入門」では、SDGs達成のための国際協力の果たすべき役割について考えます。ほとんどすべての目標に関係していますが、特に目標17(実施手段・パートナーシップ)に大きくかかわっています。どのように途上国を支援するのか、そのための財源をどうするのかなど、考えなければならない課題は多々あります。
「アジアの都市インフラ」は、アジア新興国の都市インフラの重要性や課題について学びます。道路や鉄道、上下水道、電力など、都市インフラの整備は経済発展だけではなく、人々の生活向上や環境改善にも直結します。目標9(インフラ・産業)や目標11(都市)に直接的に関係している他、水・衛生、エネルギーをはじめ、他の目標の実現にも深くかかわっています。
「Global Environment and Resources Management」は英語の講義です。気候変動(目標13)を中心として、水やエネルギー問題、自然災害、森林保全、生物多様性などの地球環境問題を学びます。地球環境問題は持続可能な開発を妨げる最大の脅威といえます。実効ある対策を進めるためには、社会や経済のあり方自体を考え直す必要があります。
担当:地球社会共生学部 升本潔教授