9/7(火) 16:50配信0
捨て耳(奥の右側)などタオルの端材から作られたアップサイクルタオル=7日午前、今治市東門町5丁目
今治タオル工業組合(愛媛県今治市)はこのほど、繊維大手クラボウ(大阪市)と連携し、タオル製織で出た端材を再資源化したアップサイクルタオルの製織を始める。国連の持続可能な開発目標(SDGs)への意識高まりを受け、産地全体で資源ロス削減を目指す。 連携ではクラボウが運営する再資源化システム「L∞PLUS(ループラス)」を活用。今治市内にある組合加盟のタオルメーカー工場で回収した残糸やタオルの切れ端(捨て耳)などの端材を、クラボウが独自の反毛技術で綿状に戻して作った原糸を産地に供給。メーカーは原糸を用いて再度タオルに製織する。タオルにはさまざまな端材が混ざっているため、唯一無二の色合いが特徴。現在はメーカー各社へのビジネスモデルの提案段階だが、今後は賛同する各社がアパレルを含めた商品開発を進めるという。
引用:愛媛新聞社