2021年9月21日 12時31分
国連が掲げる持続可能な開発目標=SDGsの2030年までの達成に向けた会合で、韓国の文在寅大統領から「未来の世代と文化のための大統領特使」に任命された韓国の男性アイドルグループBTSがスピーチと楽曲を披露しました。
(動画は1分10秒です。データ放送ではご覧いただけません)。
黒いスーツ姿で登場したメンバーたちは、新型コロナウイルスの感染拡大で学校の入学式や卒業式などが中止されたことについて触れ「人生の中で祝福したい瞬間を失い、動揺したに違いないでしょう。私たちも企画していたコンサートが中止になったときは胸が張り裂けそうでした」と呼びかけるとともに、「当たり前のように過ごしていた一瞬一瞬がいかに大切なものであったかに気づく時間でもありました」と述べ、コロナ禍が日々の生活に感謝の気持ちを持つきっかけになったことも指摘しました。
そして、若い世代はコロナ禍でさまざまな経験をする機会を失った「ロストジェネレーション」と呼ばれているけれど、オンライン上で交流を続けたり新しいことを学んだり挑戦を続けているとして「変化を恐れず、それを受け入れ、前に進み続けているのだからロストジェネレーションではなくウエルカムジェネレーションと呼ばれるべきだ」と訴えました。
またメンバー全員が新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを明らかにし「ワクチン接種は、私たちを待っていてくれたファンの皆さんと直接会い、今日こうして皆さんの前に立つためのチケットのようなものでした。 私たちも、この新しい現実を前に進めるために今できることをやり続けます」と締めくくり、このあと楽曲を披露しました。
引用:NHK
BTSの昨年のスピーチはコロナ禍にあってビデオメッセージでしたが、今年は全員ワクチンを接種して本会議場でスピーチを行いました。ウイズコロナ少しずつ進んでいます。