化学の力で人々の健康を支える!社会の進化・発展への貢献と持続可能性の追求
日々進化する臭素化・ヨウ素化技術をもとに、よりよい社会づくりを目指す「マナック株式会社」。コロナ禍の現状においても、社会発展と持続可能性の両立に挑み続ける!
コロナ禍での変化に対応
学生:新型コロナによる会社の製造・事業の停止など、影響はありましたか。また、コロナ禍で始めた取り組みはありますか。
森岡:新型コロナによる海外取引への影響などはありましたが、総合的には業績などへのマイナスの影響はありませんでした。世の中で消毒液が不足する中、社会貢献として自社製品の抗菌剤「Etak®セーフティーコート®」を、地元福山市と広島県の医療現場、教育現場に寄贈いたしました。
SDGsの意識で生まれた変化
学生:SDGsの17項目で、最も関連深いものが「3.すべての人に健康と福祉を」のようですが、具体的な取り組みを教えていただけますか。また、SDGsを意識することで生まれた効果はありますか。
森岡:弊社の難燃剤や医薬関連の製品は、皆さんの生活と密接に関わっています。難燃剤を添加することでプラスチックなどを燃えにくくし、家電製品の劣化による発火を防いでいます。医薬関連の部分では、がん関連の医薬品原料や、婦人科領域の治験薬中間体などの製造に携わっています。このような形で健康と福祉に貢献しています。SDGsを意識する前と比べると、社員の意識の向上を感じます。SDGsに関する資料や新聞、他社の事例などに対し、敏感に反応するようになりました。
withコロナでどう貢献していくか
学生:コロナ禍にともない新しい生活様式が求められ、私たちの生活も大きく変化してきていますが、そのような状況の中、今後の展望としてどのようなことをお考えですか。
森岡:withコロナ時代の中で、新しい働き方を模索しています。より柔軟な働き方や生産性向上を実現できるような新しい取り組みやアイデアを積極的に採用しています。また、コロナ禍で「Etak®」が注目を浴びたことを受けて、常に安定した製品供給ができるための環境整備や、より多くの人に使用していただくための拡販活動を実施しています。新しい生活様式の中で、製品を通じて社会に貢献していきたいと考えております。
マナック株式会社 福山工場・研究所
福山市箕沖町92 番地
084-954-3767
今回お話しを伺った方
企画管理本部 森岡 俊也さん
私たちが取材しました!
栗原麻里(安田女子大学):化学の力で地域との絆深まる!
古本はな(安田女子大学):貴重な経験をさせていただきました!
編集者からのコメント
消毒液不足の中、自社製品「Etak®セーフティーコート®」の寄贈という形で、地域とのつながりを大切にされている企業だと感じました。製品だけでなく、SDGsの達成目標として掲げている「すべての人に健康と福祉を」を心から願い、素早く行動する考え方にも感激しました。新型コロナにより、人々の健康や安全についての意識が高まった今、最大の強みである化学技術を活かした事業のさらなる発展が楽しみです。
引用: マナック株式会社
マナック株式会社
あなたが持っているスマートフォン、それが出来上がるまでにどれくらいの人が関わっているか、考えたことはありますか?
マナック株式会社は、身近な家電製品など幅広い分野で使われている化学品の中間体の製造をしています。特に医薬品中間体、難燃剤などの製造で、健康と福祉、日々の生活に安心と快適な生活環境を提供しています。
スマートフォンの端末やテレビの外枠が熱くなっても発火までしない。これらはマナックの臭素化技術によるもので、製品を加工する際にマナックの難燃剤(ものを燃えにくくする添加剤)が活用されています。
普段何気なく使っているその製品は、人と技術の結晶であり、私達の健康と安全が考え抜かれています。こうした製品づくりにより、人々の健康と社会の発展を手助けしています。
SDGsポイント
化学品の中間体は、私達の生活には欠かせない身近なものの「安全面や環境」に大きく関連する技術です。普段よく目にする製品を直接作っているわけではなく、原料と最終製品の間の中間原料を作っています。これらは様々な分野・製品で活用されているため、私達の生活を支えている、まさに縁の下の力持ちです。
また、化学製品を扱う工場は、地震や津波などの自然災害が起こりにくい、瀬戸内海に面した福山に置かれ、安全面や環境面に配慮されています。
引用:マナック株式会社
広島県福山市箕沖町92
084-954-3330