新たな共感によって
持続可能なライフスタイル提供企業へ
豊島株式会社は、天保年間の創業以来の伝統「誠実と信頼」「堅実と積極」をもとに
人と地球に優しいライフスタイルを提供し続け、
サステナブルな価値観に共感し合える社会を創ります。
SDGs達成に向けた豊島の目指す姿
持続可能な価値に共感し合える
社会を消費者と共創する
人々に健やかで、地球環境に優しく、心豊かな
生活シーンを創り出す「ライフスタイル商社」として、
共感価値の高いライフスタイルを生み出します。
地球や社会の持続可能な
生産システムをサプライヤーと共創する
伝統とテクノロジーの融合により、ICTを基盤とした
プラットフォームを構築。社会の期待に応える
持続可能なバリューチェーン構築を実現します。
豊島のSDGsの考え方
豊島には180年近く継承されてきたDNAによって育まれた人財の力があります。
持続可能な社会の実現のために、強い使命感と責任感を持った人財の力を活かし、
変えるべきことを一つずつ着実に変えていく。それが豊島のSDGsの考え方です。
持続可能な消費社会と持続可能な生産システムを共創する
ICTを基盤としたプラットフォームの提供により、サステナブルな
価値観に共感し合える消費社会の実現に貢献します。
豊島だからこそできる、SDGsに貢献する重点目標の設定
SDGsに貢献する重点目標として、①未来を担う人財づくり、
②持続可能な仕組みづくり、③イノベーティブな事業づくり、
④地球に優しい素材づくり、⑤人に優しい地域づくり
の5つの価値を創造し続けます。
180年近く継承されてきた豊島のDNA
豊島の人づくりの土台は関わりを持つ様々な人々に対して、
「誠実でウソをつかない」「本気で一生懸命」「自らの責任を果たす」
という姿勢にあります。
このような「豊島のDNA」x「1人1人のパーソナリティー」によって
生まれた「逆境に強い個性派集団」の力で未来の社会を創り出します。
豊島の5つの使命(5つの価値創造)
豊島株式会社は、SDGsマテリアリティ(持続可能な社会の実現に向けた重要課題)を5つに定め、
その課題解決のベースになる考え方を策定しています。
- 誠実で創造力あふれる個性派集団の育成
- ダイバーシティマネジメントへの取り組み
- 若手社員による次世代型ビジネスづくりへの支援
- オーガニックコットン普及の推進
- 資源循環への取り組み
- 資源再生への取り組み
- 無駄なモノを世に送り出さない
サプライチェーン構築
- ライフスタイル分野への事業拡大
- ベンチャー企業との協業による
新たな事業創出 - ICTによる新たな価値創造
- トレーサビリティの明確なモノづくり
- 水資源の保護
- 原料産地の持続可能な仕組みづくり
- 海洋環境、森林環境の保全活動
- 被災地復興支援活動
- 地域のまち・ひと協働型の取り組み
豊島のSDGsは、まず創業以来一貫してこだわりを持ち続けた「人財づくり」があります。
その上で、未来の社会に貢献するモノづくりや地球や地域の持続可能性に貢献する
あらゆる活動を行っていきます。
そして、サプライチェーンをつなぐICTインフラの構築を進め、人、モノ、資源がつながり合い、
サステナブルな価値観に共感し合える消費社会の実現に貢献します。
TOYOSHIMA Sustainable Action
未来を担う人財づくり
豊島の人づくりの土台は「誠実でウソをつかない」「本気で一生懸命」「自らの責任を果たす」という姿勢にあります。それらの土台の上で社員一人ひとりに裁量権が与えられることで、逆境に強い「個性派集団」が創り出され、私たちはこれまでに様々な環境変化を乗り越えてきました。それが180年近く続く豊島の歴史であり、豊島のDNAとなっています。オーガビッツやテンセルといった素材開発や、他社のさきがけとなったODM事業の構築などは豊島の歴史やDNAから生まれてきたものです。
今後も、新たな価値創造や変革を実現する力を持った人財づくりを継続して参ります。
- 学術機関との連携
- 東京大学生産技術研究所の「豊島ライフスタイル寄付研究部門」にて、研究所のメンバーと豊島の若手社員が社会課題の解決となる技術の種(シード)を生み出すプロジェクトを進めています。
- チャレンジを応援する
- 若手社員による部署の垣根を超えた新規ビジネスへの挑戦を後押ししています。クラウドファンディングのMakuake X Toyoshimaのコラボレーションなど、次世代型ビジネスづくりを進めています。豊島Makuakeプロジェクトを見る
- ダイバーシティ
- 時代の変化や市場のグローバル化が進む中で、国籍や性別に関係なく、様々な社員が活躍をしています。ダイバーシティな人財活躍の場を継続して作っていくことで、新たな価値創造や海外展開を進めています。
TOYOSHIMA Sustainable Action
持続可能な仕組みづくり
豊島では、様々なサステナブル素材を開発し、お客様にお届けすることで、SDGsに貢献する力を持った持続可能な社会の実現に取り組んでいます。2020年からはWWFジャパン様とともに、水スチュワードシップ活動とそれに連動してコットンのトレーサビリティの推進を進めております。
2020年の豊島とWWFジャパンのパートナーシップ活動報告
- 水スチュワードシップ活動WWFが開発したWater Risk Filterを通して、繊維部署の主要な取引先の染色工場59社の水管理に関わるリスク要因を確認いたしました。WWF中国と中国政府機関が共同で行う繊維工場の環境負荷低減を目指すプロジェクトTGG(Textile Going Green)に2020年秋より参画し、まずは豊島の協力工場3社のリスク評価を始めています。この取組みを通して豊島は、パートナー企業やサプライヤー工場の皆様に対し、工場の環境負荷低減の啓発、染色工場の環境アセスメント改善への提案などの後押しを行います。そしてその事例をソリューションとして日本の繊維業界に共有させていただく予定です。
- オーガニックコットンの促進と
トレーサビリティーの推進綿花取引においては、2025年までにサステナブルコットンの取扱高を全体の30%*までに引き上げることを目標設定しました。製品部署におきましてもサプライチェーン全体でのトレーサビリティーの確保を徐々に進めてまいります。まずは紡績段階までトレーサブルなオーガニックコットン『TRUECOTTON』で、チャリティープロジェクトSave nature and the animalsをブランド様や著名な方々と実施し、消費者の皆様へのオーガニックコットンとトレーサビリティに対する意識向上に努めております。このプロジェクトの売上の一部はWWFジャパンの環境保全活動に寄付されます。(*2019年の綿花取引におけるサステナブルコットンの取り扱い比率は10%強でした)
TOYOSHIMA Sustainable Action
イノベーティブな事業づくり
豊島では市場の需要に応えるモノづくりだけではなく、社会に新しい価値観を示し、共感して頂ける消費者の皆様とともに新しい価値を生み出していく「イノベーティブな事業づくり」を行っています。生産過程での環境負荷を可能な限り低減したサステナブルなモノづくりに加えて、最新のテクノロジーを扱う人材を育成し、日々の暮らしの中に新しい価値観を創り出そうとしています。
- テクノロジー人材の育成
- 豊島ではBROWZWEAR・CLO・APEXの各種3Dデザインソフトを取り扱うとともに3Dモデリストを育成する社内講座をデザイン企画室が運営しております。これまでに延べ50名がトレーニングを受け実務へ役立て始めています。デジタル専門学校やCG加工会社とも連携して技術を向上し、新たな価値・サービスを提供して参ります。
(デザイン企画室) - サステナブルなモノづくり
- 企画段階の商品サンプルの数を減らすことや、物流をまとめること、作り過ぎや販売機会のロスを減らすことなど、データを活用することで環境負荷を減らすことが可能となります。豊島では3Dデザインソフトや各種データを積極的に活用しながら実際に提案を行うことで、サステナブルなモノづくりの仕組みづくりを進めています。
(デザイン企画室・DX 推進) - データラボによる予測精度UP
- お取引先様の販売機会ロス削減を目的とした取り組みです。お取引先様より販売実績データを共有して頂いた上で、専属のデータサイエンティストによる分析を行っています。AIを盛り込んだ独自の手法で分析することで、適切なタイミングで必要な色/サイズの追加発注をご判断頂けるようサポートさせて頂いております。結果、プロバー消化率UPにも繋がったとのお声を頂いております。
(システム企画部・データラボ)
TOYOSHIMA Sustainable Action
地球に優しい素材づくり
豊島は、取引先やNPO団体と連携した「オーガビッツプロジェクト」を通じて、環境によいこと・社会によいことのために活動する団体を支援しており、持続可能な地球環境の実現や生態系の保全活動を行っています。また、トルコのオーガニックコットン産地と協業し、トレーサブルコットンの普及を進めるなど、地球規模で持続可能な素材づくりに取り組んでいます。
- ブルーオーシャンプロジェクト
- ウミガメなどの海洋動物や海浜環境を保全し、海岸のそばで暮らす人々や漁業者の暮らし・文化を保全するプロジェクト。オーガビッツプロジェクトのひとつとして、この活動に賛同していただけるブランドの製品にタグを付け、 1枚につき10円を寄付しています。
- ボルネオ環境保全プロジェクト
- ボルネオ島の大規模な熱帯雨林伐採により失われた森林を保護し、野生動物が暮らす豊かな環境と、動物と人間がともに生きる未来をつくるプロジェクト。オーガビッツプロジェクトのひとつとして、この活動に賛同いただけるブランドの製品にタグを付け、1枚につき10円を寄付しています。
(2016~2018年実施) - トレーサブルコットンへの
切り替え - 誰がこのコットンを作ったのか?
豊島のパートナーであるトルコのUCAK TEKSTIL社は農場から紡績まで一貫管理ができるため、生産者の顔が見られる=安心安全なオーガニックコットンを生産しています。2019年に豊島は日系企業向けの糸取引の独占契約を結び、トレーサブルオーガニックコットンの普及を進めています。
WWFジャパンとの連携
豊島と公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、ファッション業界における世界水準のサステナブルな生産を目指すため、日系ファッション企業として初の連携「水スチュワードシップ」と「自然由来原料の調達」について、2019年12月より目標設定の取り組みをスタートしました。
WWFは世界100か国以上で活動する環境保全団体です。森や海などの自然環境の保全、自然資源の持続可能な利用促進などの活動を通して、地球上の生物多様性を守り、人の暮らしが自然環境や野生生物に与える負荷を小さくすることによって、人と自然が調和して生きられる未来を目指しています。
豊島とWWFジャパンは、繊維業界におけるサステナブルな世界標準の推進を協働していきます。
水スチュワードシップに関する取り組み
水スチュワードシップ推進のための行動目標を設定します。「水の利用、化学物質の利用、排水」の水リスク課題について、豊島社内、製造委託先、パートナー企業と共有・把握し、協働して改善活動を推進します。
2020年度の取り組みとしては、WWFらが開発したWater Risk Filterを通して、繊維部署の主要な取引先染色工場の水管理に関わる様々なリスクを流域単位で一次評価し、その結果を確認しました。そして、2020年秋より、持続可能な繊維生産実現のため、水、エネルギー利用の実態把握と、サプライチェーンを通した継続的な改善を、環境へのフットプリントをより広域的に削減する目的で行われる、WWFが中国国内で行うTextile Going Greenプロジェクトに参画する予定です。豊島はパートナー企業やサプライヤー工場に対し、染色工場の環境アセスメント、または啓発活動に関与し、改善への提案など後押しを行います。そしてその事例をソリューションとして日本の繊維業界に共有する予定です。
自然由来原料に関する取り組み
サステナブルコットンを中心として、製品や付属する資材に使用する自然由来原料につき、トレーサビリティがとれている、かつサステナブルな認証が得られた素材の調達に関する目標を掲げ、サプライチェーン全体での取り組みおよび普及啓発活動を継続的に行います。並行して、ファッション業界全体でのサステナブル素材普及促進を目的に、2020年度はトレーサブルオーガニックコットンの普及を主眼として、WWFジャパンとチャリティープロジェクトを行っていく予定です。
TOYOSHIMA Sustainable Action
人に優しい地域づくり
豊島は、1973年に「豊島福祉基金」を設立し、地域社会への奉仕と福祉社会の発展に貢献するための活動を続けています。
また、豊島独自の和綿の栽培活動や、東日本大震災の被災地支援活動を行い、地域と共に発展していける企業として、社員と共に様々な取り組みを行っています。
- 清掃奉仕活動
- 豊島福祉基金の活動の一環として、1976年より継続して地域の清掃活動を行っています。また、老人福祉施設や児童養護学校へ介護・学用品を寄贈するなど、地域の福祉へも貢献しています。
- 和綿の栽培活動
- 服は何から出来ているのか?豊島では渡良瀬の有機農地と東京本社の屋上で和綿を栽培しています。種をまくところから始まるものづくりの体験は仕事の原点を学ぶことに繋がります。
- クリニクラウンプロジェクト
- 入院生活を送る子供たちの病室を定期的に訪れて成長をサポートするクリニクラウンを支援するプロジェクト。オーガビッツプロジェクトのひとつとして、この活動に賛同いただけるブランドの製品にタグを付け、1枚につき10円を寄付しています。
- さくら並木プロジェクト
- 東日本大震災での被害を後世に伝承するために、津波の到達地に桜を植樹し保全するプロジェクト。オーガビッツプロジェクトのひとつとして、この活動に賛同いただけるブランドの製品にタグを付け、1枚につき10円を寄付しています。
トップメッセージ
何もしなくても生きていけるかもしれないが、
やはり未来から逃げてはいけない。
未来のために正直にコツコツと活動していくのが豊島の道。
豊島株式会社 代表取締役社長
引用: 豊島株式会社