10/6(水) 18:50配信
先ほど発表されたノーベル化学賞、今年はアメリカとドイツの研究者2人が選ばれました。 スウェーデン王立科学アカデミーは日本時間午後6時50分頃、今年のノーベル化学賞の受賞者にドイツの「マックス・プランク研究所」のベンジャミン・リスト氏、アメリカのプリンストン大学のデヴィッド・マクミラン氏の2名を選んだと発表しました。 2人は「有機触媒」の研究で成果をあげたことが評価されました。 今年は新型コロナワクチンの開発に貢献した研究者が化学賞を受賞するのではとの注目も高まっていました。 日本からは2019年に吉野彰さんが化学賞を受賞しています。 今年の授賞式は12月10日、ストックホルムで開かれますが、新型コロナの影響で受賞者は去年同様、居住する国で表彰を受ける予定です。 今年のノーベル賞はこれで自然科学三賞の発表が終わり、明日7日は文学賞が発表されます。
引用:yahooニュース
ノーベル賞委員会は、両氏の「不斉有機触媒の開発」を評価。「医薬品研究に大きな影響を与え、化学をより環境に優しいものにした」とたたえた。不斉有機触媒という、金属と酵素に次ぐ第3の触媒を開発した。ゴミを出さずに選択的かつクリーンな化学合成を行うことの大事さを伝え、研究者の意識レベルを引き上げ、グリーンケミストリー、より現代的には持続可能な開発目標(SDGs)の基盤づくりと発展に対して確たる貢献を果たした成果であることも疑いありません。