2021年4月15日
「とちぎSDGs推進企業制度」への登録について
このたび、株式会社SUBARU 航空宇宙カンパニー 宇都宮製作所は、栃木県が推進する「とちぎSDGs推進企業登録制度」に登録されました。
「とちぎSDGs推進企業登録制度」とは、栃木県内に本社又は支社等を有し、県内において事業活動を行う企業等が、SDGs達成に向けた意欲的な取り組みに関して「環境」「社会」「経済」の3側面で宣言した内容について登録する制度です。
SUBARUグループは、2025年に向けた中期経営ビジョン「STEP」で掲げたありたい姿「モノをつくる会社から笑顔をつくる会社へ」の実現に向けて、CSRの側面において特に重点的に取り組むべき6つの領域を定め、取り組みを進めています。各領域の2025年のありたい姿を明確にすることで、その目指すべき方向を示し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成へ向けて積極的に貢献します。
SUBARUグループのCSR https://www.subaru.co.jp/csr/
【ご参考】
SUBARU SDGsの達成へ向けて、CSRの取り組みを強化
https://www.subaru.co.jp/press/news/2020_04_13_8532/
栃木県 とちぎSDGs推進企業登録制度について
http://www.pref.tochigi.lg.jp/f01/work/shoukougyou/sesaku/tochigisdgs2020.html
以上
2020年4月13日
・「SUBARUグローバルサステナビリティ方針」および「人権方針」を制定
・SUBARUグループのCSR重点6領域について、「2025年のありたい姿」を明確にし、SDGsに貢献
・2050年度に「カーボン・ニュートラルを目指す」長期目標を設定(スコープ1、2)
SUBARUは、2020年4月1日に「SUBARUグローバルサステナビリティ方針」と「人権方針」を制定しました。
社会環境が刻々と変わりゆくなか、事業を通じて社会に貢献し、ステークホルダーの期待・要請に応えていくためには、人権尊重の考え方をベースとし、グループ・グローバルでCSRの取り組みを推進していくことが必要であると考えます。こうしたSUBARUの考え方を2つの方針として明文化しました。
また、これらの方針をもとに、2018年に選定したSUBARUグループのCSR重点6領域について「2025年のありたい姿」を明確にしました。各領域の取り組みを一層強化し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献していきます。特に環境領域においては、SUBARUグループが直接排出するCO2排出量削減(スコープ1、2)について「2050年度にカーボン・ニュートラルを目指す」という長期目標を設定しました。自動車走行時のCO2排出量の削減(スコープ3)と併せて、脱炭素社会に向けた取り組みを積極的に進めていきます。
1.「SUBARUグローバルサステナビリティ方針」の制定 (「CSR方針」を改定・名称変更)
SUBARUでは、これまで2009年6月に改定した「CSR方針」の下、CSRの取り組みを推進してきましたが、社会環境やステークホルダーとの関わり方の変化を踏まえ、かつ、グループ・グローバルの従業員が意思を共有できるものとして、「SUBARUグローバルサステナビリティ方針」を制定しました。
この方針は、株式会社SUBARUおよびすべての子会社に適用されるものです。
【SUBARUグローバルサステナビリティ方針】
私たちSUBARUグループ*は、人・社会・環境の調和を目指し、
1. 事業を通じて、地球環境の保護を含む様々な社会課題の解決と、持続可能な社会の実現に貢献します。
2. 高品質と個性を大切にし、先進の技術で、SUBARUならではの価値を提供し続け、
SUBARUグループに関わるすべての人々の人生を豊かにしていきます。
3. 国際社会における良き企業市民として、人権および多様な価値観・個性を尊重し、
すべてのステークホルダーに誠実に向き合います。
4. 従業員一人ひとりが、安全に安心して働くことができ、かつ働きがいを感じられるよう職場環境を向上させます。
5. 国際ルールや各国・地域の法令を遵守するとともに、その文化・慣習等を尊重し、
公正で透明な企業統治を行います。
6. ステークホルダーとの対話を経営に活かすとともに、適時かつ適切に企業情報を開示します。
*SUBARUグループ:株式会社SUBARUおよびすべての子会社
詳細はこちらへ SUBARUグローバルサステナビリティ方針
2.「人権方針」の制定
SUBARUグループは、人を第一に考え、「人を中心としたモノづくり」を行っています。「一人ひとりの人権と個性を尊重」することは、「人・社会・環境の調和」を目指して豊かな社会づくりに貢献したいという、SUBARUの企業理念を実現するための重要な経営課題と捉え、「人権方針」を制定しました。
この方針は、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠し、株式会社SUBARUおよびすべての子会社に適用されるものです。
また、サプライチェーンを含め、事業に関連するビジネスパートナーやその他の関係者にも、この方針に基づく人権尊重の働きかけを行い、人権尊重の取り組みを推進します。
詳細はこちらへ 人権方針
3.SUBARUグループのCSR重点6領域、「2025年のありたい姿」の明確化と貢献するSDGs
SUBARUグループは、2025年に向けた中期経営ビジョン「STEP」(2018年7月発表)で定めたありたい姿「モノをつくる会社から笑顔をつくる会社へ」の実現に向けて、CSRの側面において特に重点的に取り組むべき6つの領域を掲げて、取り組みを進めています。各領域の2025年のありたい姿を明確にすることで、その目指すべき方向を示し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成へ向けて積極的に貢献します。
SUBARUグループの CSR重点6領域 | 2025年のありたい姿 | 貢献するSDGs |
人を中心とした自動車文化 | 人の心や人生を豊かにするパートナーとなる企業になる。 | |
共感・共生 | 広く社会から信頼・共感され、共生できる企業になる。 | |
安心 | すべてのステークホルダーに「最高の安心」を感じていただける企業になる。 | |
ダイバーシティ | すべての人々の多様な価値観を尊重しつつ、多様な市場価値を創出する事業を推進する。 | |
環境 | 企業活動を通じて「大地と空と自然」が広がる地球環境を大切に守っていく。 | |
コンプライアンス | 誠実に行動し、社会から信頼され、共感される企業になる。 |
<SDGsへの貢献の具体例:「安心」>
「2030年に死亡交通事故ゼロ*を目指す」というSUBARUグループの取り組みは、ターゲット3.6「2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる」ことに貢献します。
*SUBARU乗車中の死亡事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車などの死亡事故をゼロに
その他の領域の具体的な取り組みなどについては、2020年8月発行予定の「SUBARU CSRレポート 2020」でお伝えします。
4.2050年度に「カーボン・ニュートラルを目指す」長期目標を設定(スコープ1、2)
生産・物流・販売などの事業活動を通じて直接排出するCO2の削減(スコープ1、2)については新たに、「2050年度に、カーボン・ニュートラルを目指す」という長期目標を設定しました。このことにより、事業活動と商品(スコープ3)の両面で長期目標を明確化し、脱炭素社会の実現を目指した取り組みを推進していきます。
カテゴリー | 時期 | 目標 |
スコープ1、2 | 2050年度 | カーボン・ニュートラルを目指す |
2030年度 | 2016年比30%削減(総量ベース)*1 | |
スコープ3*2 (商品) | 2050年 | Well to Wheelで新車平均(走行時)のCO2排出量を、2010年比で90%削減 |
2030年まで | 全世界販売台数の40%以上を、電気自動車(EV)+ハイブリッド車にする | |
2030年代前半 | 生産・販売する全てのSUBARU車に電動技術を搭載 |
*1 2018年10月 「CSRレポート2018」にて公表済み
*2 2020年1月20日 ニュースリリース:「SUBARU 技術ミーティング」を開催
https://www.subaru.co.jp/press/news/2020_01_20_8231/ にて公表済み
引用:株式会社SUBARU