マスクが、食料が…買い占め急増で物流が混乱

マスクがどこにも売っていない。それどころか、ペーパー類、衛生用品、アルコールスプレー類もごくわずかしか棚に並んでいない。スーパーではカップ麺や菓子類、レトルト食品、飲料水が品切れ…少し前まではこんな光景を目にするとは誰もが思わなかったことでしょう。

2月後半に「トイレットペーパーが不足する」というデマがSNSを中心に広がり、ドラッグストアにはマスク以外にもペーパー類を買い求める客で一時期いっぱいになりました。この騒動を受け、制作元が国内で作っているので不足することがないと発表したものの、海外のロックダウンがニュースで続々と発信され、ガラガラになったスーパーの様子やペーパー不足という言葉を目にしたこと、小池都知事の会見によって人々が不安になったことで、再びスーパー、ドラッグストアでの買い占め行為が加速することに。

どこの店舗も在庫がわずかになれば必要な人に必要なものが届くよう、モノが売れたら補充すべく、いつもより多めに発注をかけます。そのうえ、何週間にもわたる外出自粛によって、ネットでの買い物も集中。ネットスーパーも活況です。しかしそうなると、いつも以上に稼働が増えるのが配送トラックです。大量の発注により、荷受作業が混雑し、物流センターではトラックが数時間待ちという事態が発生しました。一時的に、いつもの倍のトラックが稼働を必要とされました。

車両管理システムの導入などによって業務効率化に取り組んでいる企業も増えていますが、生活に必要なトラックドライバーは高齢化が進み、慢性的な人出不足に悩まされている中、追い討ちをかけるかのごとく物流業界への負担が大きくなっているのです。

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