11/3(水) 18:51配信4
広がっている「脱プラスチック」の取り組み。私たちが毎日使う身近な「容器」でも“脱プラ”が進んでいます。
東京・国分寺市の雑貨店。世界各地のナッツや野菜など、様々な食品が売られています。
nuebyTotoya国分寺店 鴨下茜さん
「このような容器などをお持ちいただけると、すべてお好きな量でご購入いただけます」
こちらは洗濯用の液体洗剤、日用品など全て量り売りしているんです。重曹などの粉類でも包装をせず、プラスチックゴミが一切出ない形で売っています。
客
「きょうは玄米と梅干し。プラスチックの容器を大量に捨てるのは、いつも罪悪感があったので。自然に優しいかなと」
nuebyTotoya国分寺店 鴨下茜さん
「身近なところから、普段のお買いものの中から、できることを探していくのは、すごく大切かなと」
世界で叫ばれる“脱プラスチック”。メーカーも課題としています。都内の大型スーパーに並んでいるのは、一見、普通のシャンプーですが・・・
記者
「手に持ってみますと、少しひんやりとしていて、アルミ缶のようです」
P&Gのヘアケアブランド「パンテーン」の新商品、“アルミボトル”です。アルミニウムの特徴は、湿気に強く耐久性が高いこと。
P&Gジャパン 田中康之執行役員
「プラスチックボトルは数回で買い替える人が多いが、アルミボトルは湿気の高いお風呂でも、長期にわたり繰り返し使用できる」
手に取った人は・・・
客
「可愛いし、お風呂場に置いてもデザインが邪魔しない感じで、すごく良いと思う」
「プラスチックだと、ぬるぬるになったりだとか、カビが生えてきたりするので、これだと大丈夫かな」
P&Gの調査によりますと、リサイクルに取り組んでいる人のうち、6割は浴室まわりで使う物のリサイクルが難しいと回答。そこで、アルミボトルとともに登場したのが、10年以上かけて開発されたリサイクル可能なポリエチレン素材だけの容器です。
記者
「使用済みの容器をこちらの回収ボックスでリサイクルすると、買い物かごなどに変身するんです」
回収ボックスは、全国の88店舗のイオンに設置されています。課題は、消費者に協力してもらうことです。
P&Gジャパン 田中康之執行役員
「日本の消費者のサステナビリティへの意識の向上は、年々起きているのかなと考える。我々は、作る責任があると」
生産者も消費者も「つくる責任 つかう責任」。脱プラスチックに向けた身近な容器の変化に注目です。(03日17:06)
引用:yahooニュース