2021.10.26
三井物産プラスチック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森克則、以下「三井物産プラスチック」)の業務提携先である株式会社バイオマスレジンホールディングスの主力製品「ライスレジン」がテレビ東京系「ガイアの夜明け」にてTV紹介されます。
「ライスレジン」特設ページも開設しましたので、是非ご覧ください。
ライスレジン選定の裏側を公開!
安心安全な
赤ちゃんのためのおもちゃの代名詞
1997年の京都議定書などを契機に、新製品の開発の際、環境への配慮は避けて通れない問題になりました。
そんな中、2010年の発売以来10年以上に渡り、多くのお母さんに愛され続けているライスレジンを使用した大ヒット商品
「お米のおもちゃ®」シリーズを生み出したピープル社の企画開発部課長の小板史美さんに開発エピソードや
製品の素材「ライスレジン」との出会いについてお伺いしました。
ライスレジンとの出会いから
生まれた「お米のおもちゃ®」
ピープル社
企画開発部課長 小板史美さん
21世紀に入ると、通常のプラスチックと同じように使えて、使用後は微生物によって二酸化炭素と水になり、自然に還る「生分解性プラスチック」が注目を集めました。
ピープルでも玩具の原料として検討されましたが、主成分であるとうもろこしが懸念されました。ちょうど、原産国が不明なもの、遺伝子組み換えのものなどが不安視されていた時期だったのです。結局、「土に還ることより、原料が明確で、安心、安全と胸を張れることが大切」という結論にいたりました。そして「ライスレジン」と出会うのです。
「ライスレジンの原料は、日本人なら誰もが馴染みのある日本のお米。使い続けてもらえる玩具をつくれば、そもそも土に還ることが最優先ではない」。
そうした思いから、「お米のおもちゃ」の開発はスタートしました。
お米が原料であることを伝えるために、「白米色」を選びました。製作の過程ではさまざまな苦労があったそうです。
「原料のうち、ライスレジンの比率を51%以上にすることにこだわりました。51%以上にすることで『米製品』と表記できるのですが、おもちゃと食べものの間というイメージを消費者に持っていただきたかったのです。製造工程で信頼のおける日本の工場と試行錯誤を重ねて、『純国産 お米のつみき 白米色』が誕生したのですが、ほんのりとお米の匂いがするんです。原料も製造も純国産で、無塗装だから、赤ちゃんがなめても安心、安全。『他のおもちゃで遊んでいるときよりも、よだれがいっぱい出ます』などの声をいただくこともあります(笑)」(小板さん)
世界からも注目を集めるおもちゃに
2010年の発表直後から評判となり、両親が子どもへ、祖父母が孫へ購入するほか、贈りものとしても喜ばれました。さらに、アジアからの観光客が買い求め、アメリカへは「mochi」の名前で輸出されました。現在では、「純国産 お米のどうぶつつみきいろどり」「純国産 お米のおもちゃこだわり4点セット」「純国産お米の歯がため」「純国産お米のなめかみ」「純国産お米のままごとセット」など、ラインナップが拡充しています。
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バイオマス素材を選択する際の
5つのポイント
Point.01
国産で生産現場が身近にあり、安心して使用できる。
ライスレジンは、日本ならではのお米(非食用)を使用した、バイオマスプラスチックです。
地産地消モデルの実現を目指すべく、2025年までに全国生産拠点を構築予定となっています。
Point.02
従来のプラスチックと同等の品質で安心。
樹脂の品質としては、石油由来プラスチックと同等の品質です。これまでと同様の用途でお使いいただけます。
Point.03
CO2排出量を減らすことができ、
SDGs活動につながる
例えば、通常のポリ袋からお米30%のバイオマス袋に変更することで、CO2排出量も30%削減できることになり、カーボンニュートラルへの貢献が可能となります。
ライスレジンは最大お米70%まで配合が可能です。
※100万世帯で45LのPE製ごみ袋をライスフィルム30(お米率30%)に変更した場合に予想される効果
ライスレジンを使用した製品は
日本有機資源協会のバイオマス認証マークの取得が可能
ライスレジン採用で
SDGs活動に貢献
“日本発”のお米の“生分解性”プラスチック
“ネオリザ”は、お米(非食用)由来の生分解性プラスチックです。
詳しい情報は、2022年春にお伝えさせていただきます。
※“Neoryza”は、意味はNeo(新しい)+Oryza(ラテン語でお米の意味)の造語です。
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Point.04
食用に適さない古米、砕米を有効活用でき、
CO2排出削減だけでなく農業支援につながる
国内の耕作放棄地は約42万ha。東京都2個分を超えた、広大な土地です。この耕作放棄地でライスレジン用のコメ作りを開始しており、農業支援へとつなげるとともに、地域活性化を目指しています。
ライスレジン採用で
SDGs活動に貢献
Point.05
石油需給やバイオ燃料など
他用途との調達競争などの影響を受けず
供給・価格が安定
ガソリン代替として世界規模で需要が高まるトウモロコシ、サトウキビ。しかしお米を資源として捉えれば、日本国内での安定供給が実現。お米が日本の環境問題、産業問題の解決策につながります。
引用: 三井物産プラスチック株式会社