地域資源活用事業部に、ヨモギという名の子ヤギがやってきた。
きたもっくが循環事業の一環として始めた養蜂。耕作放棄地なども借り、蜜を採らせてもらう代わりに、下草刈りなどの整備を行う。草がぐんぐん生長する時期と採蜜時期はほぼ重なるため、整備と蜂の世話と蜜搾りが同時進行し、春から梅雨の入りまでは目が回るほど忙しい。しかも、ミツバチが蜜を集める場所だから除草剤は使いたくない。そこで白羽の矢が立ったのが「草刈りヤギ」だった。
ガソリン不要で排気ガスも出さず、愛想を振りまいたり振りまかなかったりしながら、黙々と草を食む。環境にやさしく子供達にも人気の草刈りスタッフだ。
河川敷のアカシアや大木のトチの開花を追って移動する、きたもっくの養蜂。養蜂箱の周りに生えている草を食べるヤギが加わって、地域の風景を作っていく。