引用: 日本盛 にほんさかり 株式会社
日本盛にほんさかりは、創業以来、「企業に夢を 社会に幸せを 愛される日本盛にほんさかりをめざす」という経営理念を胸に、事業活動を通じて社会貢献の取り組みを進めてきました。私たちは、国連が提唱するSDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)に賛同し、これからも経営理念を根底に据え、「もっと、美味しく、美しく。」のスローガンのもと、持続可能な社会の実現に積極的に取り組んでまいります。
もっと、健康な社会に。
もっと、美しい環境に。
もっと、地域に愛される。
日本盛にほんさかりがSDGsを通じて実現したい未来です。
近年、私たちを取り巻く環境はめまぐるしく変化し、自然災害や新たな感染症への対応など克服しなければならない地球規模の社会・環境課題が山積しています。そして、国連で2015年に採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」に象徴されるように、環境問題をはじめとする社会課題に対する意識は世界的に高まっています。よりよい未来を目指して人類は技術の進歩とともに繁栄してきましたが、一方で取り残された地域や人がいることにも目を向けなければなりません。今世界が共通認識をもちSDGsに取り組むことは、明るい未来を創造するために必要なことだと考えています。
当社は経営理念として「企業に夢を 社会に幸せを 愛される日本盛にほんさかりをめざす」を掲げ、創業以来、変化を恐れず業界で初めての取り組みにも果敢に挑み、事業活動を通じて社会へ貢献してきました。また、創業120周年には事業活動を通じた日本盛にほんさかりとお客様との約束「もっと、美味しく、美しく。」をスローガンとして新たに制定し、「もっと」を追求し、様々なチャレンジを続けてきました。
今、当社が取り組むべきことは、創業当時から培ってきた日本盛にほんさかりの「チャレンジ精神」で持続可能な社会を実現することであると考えています。
持続可能な社会を実現するために、当社が貢献を目指す注力分野を3つに定めています。具体的には、すべてのステークホルダーの「健康」に気を配り、酒造りに欠かすことのできない自然の「環境」を守り続け、これからも事業活動を続ける西宮への「地域貢献」を続けていくことです。
SDGsは新たな挑戦です。
創業当時から脈々と受け継がれ、DNAとして刻まれてきた「チャレンジ精神」を胸に社員一丸となり挑戦をし続けて参ります。
《SDGsの捉え方イメージ》
《イメージ》国連広報局の資料を基にした(一社)環境パートナーシップ会議作成資料より
SDGs 取り組み方針
日本盛にほんさかりは各地域で事業活動を通じて社会や地球の持続的発展に貢献する取り組みを行っております。取り組みの根底にあるのは当社の経営理念であり、日本盛にほんさかりの考え方・取り組みは国連の持続可能な開発目標(SDGs)が目指すものと一致しています。
1-当社の経営理念 Management Philosophy
企業に夢を
社会に幸せを
愛される日本盛をめざす
当社の「核」ともいえる経営理念において、社員が夢を持ってチャレンジできる場を提供し、事業活動を通じて社会貢献をしていこうという考えを表わしています。
2-当社の社是 Company motto
品質第一
われわれはお客様に豊かでゆとりある生活を提案し
常に良い品を提供しよう
信用第一
われわれはお客様の要望に誠実かつ迅速に対応し
信頼に応えよう
実行第一
われわれはお客様のため創意工夫と挑戦の精神に燃え
誇りをもって行動しよう
当社の方向性を示す「コンパス」ともいえる社是において、当社が事業活動を通じてお客様の生活の質の向上に貢献し、お客様の満足度を高めていこうという考えを表しています。
3-SDGsの目指すもの SDGs Intent
世界が直面している貧困、気候変動、人種やジェンダーに起因する差別、環境問題等のさまざまな課題を解決するため、「誰ひとり取り残さない」という共通理念の下、全世界で取り組もうというもの。
事業活動を通じて社会貢献していこうという当社の根本的な考え方と、 SDGs の目指すとことには親和性が高く、当社は旧来の経営理念・社是に基づいて事業活動を行う事が、 SDGs の取り組みに繋がると考えています。
4-当社のSDGs 取り組み方針 SDGs Initiative policy
もっと、美味しく、美しく。
のスローガンの下 、各方面への
事業活動領域の拡大に努めます。
「日本盛にほんさかりは事業活動を通じて従業員とお客様のクオリティ・オブ・ライフを
向上させ、持続可能な社会の実現に貢献します」
SDGs 優先課題について
「日本盛にほんさかりは事業活動を通じて従業員とお客様のクオリティ・オブ・ライフを向上させ、持続可能な社会の実現に貢献 したい」と考えています。その為に、【 健康 】【 環境 】【 地域貢献 】 3 つのカテゴリ にわけてそれぞれの優先課題を設定し、指標を設けて実践していきます。
1-プライオリティ・ナイン Priority-9
優先課題9項目についてKPI準拠に向けここに
「日本盛にほんさかりプライオリティ・ナイン」を宣言します。
2-優先課題9項目とSDGsターゲット SDGs Target diagram
優先課題「プライオリティナイン」の具体的な行動目標と、対象となる事業部の詳細・ならびに該当するSDGsターゲットについてモーダルウィンドウ(ポップアップウィンドウ)にて紹介します。
(課題やSDGsターゲットアイコンをクリックしてください)カテゴリーコミットメント9つの優先課題対応する
SDGsの目標
それぞれの項目、またはSDGsアイコンをクリックしますと「事業詳細」が表示されます
健康
栄養や健康に配慮した
商品の提供によるお客様の健康生活への貢献
1)適正飲酒の啓蒙
2)健康に関する商品の開発
新商品の紹介
健康経営の
進化/深化による
従業員の健康増進
3)健康経営
対応するSDGsの目標
適正飲酒の啓蒙
私たちは、もっと、楽しくお酒と付き合うために情報を
提供していきます。
お酒は正しく付き合うことが出来れば、健康で楽しい毎日を送ることにつながります。正しい付き合い方を知ってもらうために次の取り組みを行います。「広告物での注意喚起」「商品での注意喚起表記」を始め、適正飲酒のススメとして日本盛にほんさかりオリジナルの適正飲酒について伝えるサイトを作成します。
❶「商品での注意突起」
国税庁告示「未成年者の飲酒防止に関する表示基準」に基づく場合に準拠するものとし、文言については、「未成年者の飲酒は法律で禁じられています」、「お酒は二十歳になってから」などとする『酒類の広告審査会』の自主規制を遵守していきます。
- 未成年者の飲酒防止を呼びかけ・コンプライアンスの徹底
- アルコールと健康問題等に関し医学的知見を明示する
上記2点を主に、お酒と正しく楽しく付き合うための表示義務を徹底していきます。
❷雑誌媒体などの「純広告」
❸イベント会場での「価格表」
❹「屋外広告」における表示
詳しくは
酒類の広告審査委員会(公益社団法人アルコール健康医学協会内)
公式ホームページをご覧ください
【酒類の広告審査委員会】Advertising Commission
関係事業部における具体的な指針
広報●広告物での注意喚起商品開発●商品への注意喚起表記
対応するSDGsの目標
健康に関する
商品の開発・新商品紹介
私たちは、からだへのやさしさや、飲む楽しさを考えた
商品開発をしています。
毎日飲んでいただきたいという想いを実現するために、先進の醸造技術を常に模索しています。お米のチカラを最大限に活かした、カラダ想いの酒「健醸(けんじょう)」は業界内でもいち早く開発に成功し、 1995 年に発売した機能性清酒です。この健醸から始まり、「糖質ゼロ」に加え「プリン体ゼロ」とふたつのゼロを実現した「糖質ゼロプリン体ゼロ」の発売などお客様のくらしを豊かにするお酒づくりをめざしています。また、これまでの 130 年にわたる酒造りによる発酵の知見を活かした健康食品など、これからももっと健康な社会を実現するために、愛される商品を開発していきます。
業界初!
「糖質ゼロプリン体ゼロ」
2020年2月発売「健醸」
関係事業部における具体的な指針
商品開発室・営業本部●機能性清酒分野(糖質ゼロプリン体ゼロ、健醸)での新商品開発通販事業部●健康食品などのカテゴリーでの新商品開発営業本部●機能性清酒市場での間口拡大
対応するSDGsの目標
健康経営
私たちは、健康な社会を実現するために、共に働く
従業員の健康を第一に考えています。
当社では、従業員の健康増進を重視し、健康管理を経営課題としてとらえています。その為に働きやすい環境を整えることを人事総務部が中心となり取り組んでいます。
その活動は多岐にわたりますが、特に力を入れる 3 項目としては「残業時間削減」「有給休暇取得率向上」「テレワークの活用」です。これらを実践していくことで、健康の維持・増進を目指します。
関係事業部における具体的な指針
人事総務●残業時間削減、有給休暇取得率向上、テレワーク活用。
環境
環境負荷の低い容器
資材への切替
4)環境負荷の低い
容器・包装・資材への切り替え
CO2排出量削減
5)CO2排出量削減
私たちは、美しい環境を保つために、販売する商品は
環境にやさしい素材を使用していきます。
酒造りには米・水・環境が大変重要な役割を果たしています。この酒造りに欠かすことのできない自然を守るために、そして自然と共存して、地球の環境を守るために、商品や輸送用段ボールに使用する素材は環境配慮型資材に変更していきます。
具体的には、商品に使用する素材を 森林認証紙やバイオマス素材に変更していきます。まずは、この取り組みを実現すべく 11 月 2 日新発売の化粧品「ケセラセラ」の商品の外箱は、サトウキビ由来の「バガス」という素材を使用します。「バガス」とは、サトウキビから砂糖を搾汁した後に、茎や葉など大量に発生する搾りカスのことです。「バガス」を使用することで、未利用資源の活用ができることによる廃棄物リサイクルや、木材パルプの代替原料として利用することによる森林保護、 CO2 削減、省エネルギーにつながります。
森林認証紙とバイオマス素材を使用した商品パッケージ
バガスを使用した商品パッケージ
植物由来の素材を使用したストロー
関係事業部における具体的な指針
通販事業部●化粧品外箱への環境負荷の低い資材の採用商品開発室・営業本部●商品への環境配慮型資材の使用(森林認証紙やバイオマス素材等)購買部●森林認証段ボール使用、環境負荷の低減及びコストダウンにつながる施策の実施
対応するSDGsの目標
CO2排出量削減
私たちは、美しい環境を保つために、
CO 2 削減に取り組んでいきます。
CO2 が増加することは地球温暖化の主な原因の一つといわれています。地球温暖化により、海面上昇や昨今の著しい気候の変化、食糧難などを引き起こすと言われています。
当社では、酒造りに欠かすことのできない米・水・自然環境を守るために、CO2削減に積極的に取り組んでいきます。具体的には、工場内の照明のLED比率を高めることによるCO2排出量の削減。容器の軽量化により輸送コストを抑え、リサイクルが可能な「生原酒ボトル缶」の積極的な販売。また、電子印鑑の導入やデータ保存の推奨、社内申請の電子化による「ペーパレス化」やダイレクトメールなどの通数を削減するためにWEBの活用も行っていきます。
生原酒ボトル缶
生原酒ボトル缶製造風景
LED使用工場
関係事業部における具体的な指針
通販事業部●WEB顧客増加によるDM通数の削減生産本部●工場内照明のLED比率を高め、CO2排出量削減。一升瓶の洗壜使用率アップ商品開発室・営業本部●ボトル缶拡販によるCO2削減人事総務●ペーパレス化
飲酒は20歳になってから。お酒はおいしく適量を。 未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
飲酒運転は絶対にやめましょう。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります。気を付けましょう。
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地域貢献
地域コミュニティ
への貢献
6)近隣小学校への
特別授業
7)山田錦農家への
支援
8)消毒用
アルコールの供給
9)宮水の保全
SDGs 取り組み実績
SDGsに対する社内外での外郭的な取り組みと、現時点での各種実績についてのご説明です。
- 【SDGs社内自分ゴト化プロジェクト】My SDGs Project
- 【健康経営優良法人】Award
- 【ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰】Award
- 【日本盛育英会】Scholarship society
当社のSDGs達成に向けた取り組みは、外務省のホームページにて
「オールジャパンとしてのSDGs達成に向けた取り組み」の一例として
紹介されています。
対応するSDGsの目標
近隣小学校への特別授業
私たちは、未来を創るこれからの世代に
日本酒文化を継承していきます。
当社では2015 年から近隣小学校の子供たちに向けて、杜氏の特別授業を実施しています。日本一の酒どころである兵庫県で育つ子供たちが、将来自分の育ったこの地域を誇りに想い、伝承してほしいという願いも込めて活動しています。
現在は年に1度小学3年生に向けた社会科の授業の中で、杜氏から座学で日本酒が出来るまでを学ぶだけでなく、体験型の授業として、酒米にふれたり、麹米を食べたり、酒粕の香り比べをしたりと様々な体験から日本酒文化を継承する活動を行っています。
杜氏による日本酒クイズ
杜氏によるワークショップ
杜氏による特別授業風景
関係事業部における具体的な指針
広報・生産本部●用海小学校での杜氏の特別授業(年1回)による日本酒文化の継承
対応するSDGsの目標
山田錦農家への支援
私たちは、酒米を作る山田錦農家を支援していきます。
当社では、酒米の王様「山田錦」を守るために、特A地区の中の「兵庫県三木市吉川町西奥地区」と約100年前から村米制度を結んでいます。
村米制度とは、生産地と酒造家の間で結ばれる酒米取引制度で、いわゆる契約栽培の事です。
山田錦の栽培には、土づくりから始まり、苗の育成、田植え時期の厳守、病虫害防除、適切な水管理と施肥等を行わなければいけません。しかも、山田錦の背丈は他の稲と比べて格段に高いので湾曲して倒れやすく、病気や害虫・風にも弱いので、酒米のなかでも作るのが難しい品種です。粘土質で水はけの良好な田圃で、夏の気温の日較差が10℃以上ある環境が適しており、特に栽培に適した地域は「特A地区」として指定され、農家の方々により毎年良質の山田錦が栽培されています。
当社では農業従事者の高齢化が進む西奥地区へ社員が農業のお手伝いとして定期的に訪問する取り組みを行っています。
日本盛にほんさかりと西奥の記念碑
契約農家の方と一緒に
特A地区の田んぼ
関係事業部における具体的な指針
生産本部●三木市吉川町の山田錦を生産する契約農家への支援活動●高齢化が進む西奥地区へ社員が農業のお手伝いとして定期的に訪問する取り組みなど
対応するSDGsの目標
地方自治体への
消毒用エタノールの供給
私たちは、地域の皆様の安心なくらしに貢献していきます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、手指消毒用エタノールの供給不足が深刻化しています。この状況を緩和するために医療機関等において高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替品として2020年4月22日より用いることが可能になりました。これに伴い、日本盛にほんさかりでも4月末より西宮市を始め近隣地域の地方自治体や医療機関、教育機関などへの供給および販売を行っています。今後も自治体と協力して、地域に愛される日本盛にほんさかりとして貢献していきます。
感謝のお手紙
<国税庁>
新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の製造等について
(改定)(令和 2 年 4月 22 日)
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/kansensho/pdf/0020004-127.pdf
関係事業部における具体的な指針
全社●地方自治体への消毒用エタノールの供給
対応するSDGsの目標
宮水の保全
私たちは、酒造りに欠かすことのできない
「宮水」を守る活動を行っています 。
当社は西宮市長が会長を務める「宮水保存調査会」に所属し、宮水を守る活動をしています。この「宮水保存調査会」は、灘五郷酒造組合により設置され、井戸水を定期的に調査して宮水に関わる地下水の水位・水質の分析などを行っています。90余年にわたる調査会の活動により守られてきた宮水は、学術的に貴重なものとして日本の地下水研究にも役立っています。そして2017年に制定された「宮水保全条例」は、開発事業者が宮水の保全対象区域内でマンション建設など一定規模以上の工事を進める際、灘五郷酒造組合との事前協議を「義務」とするものです。宮水のことを知らず、協議無しに開発を進めてしまうケースがあったため条例化を図りました。
条例の趣旨は、宮水について周知し保全について理解を得ることであり、これまで以上に開発を厳しく制限するというものではありません。このような取り組みを通じて美味しいお酒を造るのに適している宮水という貴重な水資源を継続的に保護しています。
宮水発祥の地碑
関係事業部における具体的な指針
全社●宮水保存調査会への参加
SDGs 取り組み実績
SDGsに対する社内外での外郭的な取り組みと、現時点での各種実績についてのご説明です。
- 【SDGs社内自分ゴト化プロジェクト】My SDGs Project
- 【健康経営優良法人】Award
- 【ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰】Award
- 【日本盛育英会】Scholarship society
当社のSDGs達成に向けた取り組みは、外務省のホームページにて
「オールジャパンとしてのSDGs達成に向けた取り組み」の一例として
紹介されています。