国連で各国首脳が気候変動問題などを協議するのに合わせて、温暖化対策を求める世界規模の活動が9月24日に行われるのを前に、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんら各国の若者がオンラインで会見し「一人でも多くの人に参加してほしい」と呼びかけました。
グレタさんの活動がきっかけとなって始まった、温暖化対策を求める若者たちの抗議活動「未来のための金曜日」は、世界に広がり、おととしは国連の温暖化対策サミットに合わせて世界全体で数百万人が参加したほか、去年9月は新型コロナウイルスの感染が拡大したため、オンラインを中心に世界150か国で行われました。
そしてことしは、国連総会の首脳演説と並行して開かれる首脳級会合で気候変動問題などが協議されるのに合わせて、9月24日に活動が行われることになっていて、それを前にグレタさんら各国の若者が20日、オンラインで記者会見しました。
この中でグレタさんは「私たちは気候変動対策を求め続けています。世界のリーダーたちは若者の言葉に耳を傾けたと言いますが、行動に反映されていません」と批判したうえで「一人でも多くの人に参加してほしい」と呼びかけました。
グレタさんら若者が中心となった抗議活動には、例年多くの人が参加していて、各国首脳による気候変動問題の協議に向けて機運を高められるか注目が集まりそうです。
引用:NHK
気候変動の影響を受けるのは若者たちです。地球温暖化、待ったなしです。各国首脳を動かすきっかけになることを期待します。